心療内科で適切なカウンセリングを受けましょう

女性ドクター

心の面から症状を探る

聴診器

心の病とは気づかない

心療内科とは、心身症的な病気、つまり心が原因で内科的な症状が起きてくる状態を主に診る診療科です。頭痛や腹痛その他体調不良があったとき、まず受診を考えるのは内科でしょう。その場合、血液検査などさまざまな検査をおこなって症状の原因を探ります。原因となる疾患がそれでわかれば治療に入れます。しかし中には検査結果や診察結果に異常が認められず、「特に異常はありません」「様子を見ましょう」といわれて、病気の原因が明らかにならない場合があります。また、治療を続けてもいまひとつ症状が軽快しないこともあります。そんなときに症状へ心の方面からアプローチするのが心療内科なのです。心療内科を受診すると、まずなぜそのような症状が出ているのかを探るためにカウンセリングがおこなわれます。医師がカウンセリングする場合もあれば、専属のカウンセラーがおこなうこともあります。内科的な症状があるのに病名がはっきりしないという人の中には、まさか自分が心の病気だとは考えてもいないという人がほとんどです。最近のようにうつ病が珍しくなくなり、メディアで頻繁に取り上げられるようになっていても、自分自身にあてはめてはなかなか考えられないものなのです。仮面うつ病のように精神的な症状がまったく出ていないこともあります。

専門家の助けで心を見直す

自分の心の状態は、自分のことでありながらなかなかわからないものです。自分自身で心の状況を見つめなおすためのお手伝いをするのがカウンセリングであるともいえます。カウンセリングを受けている過程で、「そういえばこんなことに思い当たる」と自分自身で気づかれることが多いものです。それだけに、カウンセリングは心療内科の診察の中で非常に重要なものだといえます。さらに症状の背景には個人だけでなく、職場や家族などその人を取り巻くさまざまな状況が関係していることが多いものです。そこで、個人だけでなく家族を含めたカウンセリングをおこなう場合もあります。カウンセリングは心の問題を取り除くための重要な方法ではありますが、医師やカウンセラーが主体というのではなく、自分自身では気づけない問題やその問題の解決策を専門家の助けを借りていっしょに導き出していくものと考えられた方が効果的です。心療内科では、内科的な症状の他にうつ状態や睡眠障害、自律神経失調症があります。さらに更年期障害や心身症、パニック障害や強迫神経症などさまざまな心身の悩みに関してカウンセリングを行なっています。ひとりで悩まずに相談してみることが大切です。